メックの重量の話−4・・・強い兵器を語る前に
メックを消耗品と考えるか否か?
装甲以外の装備品を消耗品と考えるか否か?
装甲を消耗品と考えるか否か?
それが強さの基準をまるで異なる順列に置き換えます。
ってまあ、言う迄も無い話で恐縮なんですが・・・
装甲以外の装備品を消耗品と考えるか否か?
装甲を消耗品と考えるか否か?
それが強さの基準をまるで異なる順列に置き換えます。
ってまあ、言う迄も無い話で恐縮なんですが・・・
最初の問いかけに対し是とする場合はボードゲームとしての「バトルテック」に共通するもので「損傷を抑えて敵を落とし損ねる位ならば、1機くらい犠牲にしてでも2〜3機を破壊すれば善しとする」と言うものです。
この場合致命的損傷が生じない限り装甲と中枢の耐久力とは等価のものであり、例えるなら脚の耐久性を語る場合などは「静止射撃に於ける戦闘能力を大幅に損なうか否かは中枢耐久点と装甲耐久点を等価合計で語る」性質のものであり、ウォーハンマーを擁して「自らが撃墜されるまでに2機道連れにする事が叶うなら上等」と言う某メック戦術解説指南はこれに基づくものとも言えます。
(抑止力として での存在意義を除いた つまり戦闘への実際の投入を前提としたデスチェイサー・・60t5/8/0、中口径4門マシンガン24門・・もそう言った存在な訳です。)
搭載火器は火力優先となり、勢い実弾兵器の占める割合が高くなります。
速度とは「(様々な意味で)相手に手が届く」為に行使する手段の一形態に過ぎません。
装甲は厚いに越した事はありませんが、攻撃力との天秤に敗れる宿命にあり、極端な重装甲はラッキーヒット(いかなる重装甲にも諦めを告げる)の可能性を念頭にバランスを見て設定する事になるでしょう。
最初の問いかけに否、次の問いかけには是とするならば、機体の入手は困難であるものの装備品は容易にかつ潤沢に補給されると言う環境を背景にした部隊運営が為されている事を意味します。
こう言った場合の性能評価では中央胴体と脚の装甲厚のみを非常に重要視します。
腕や側胴は装備次第では「盾」や「バルジ」に過ぎず、通常は「攻撃能力の維持の為だけに」この部位の装甲を厚くする事になります。
火器は「爆発の心配が無い」エネルギー兵器系が好まれる傾向があります。
戦術上の利点を別にするならば速度は退却を助けるものであるとも言え、極端に低速なメックは嫌われる事になります。
3番目までの問いかけに否、次の問いかけには是とする場合、全ての部位の装甲厚を非常に重要視し、中枢耐久力に頼った戦闘を前提にした運用は下策として忌み嫌われる事になるでしょう。
一般的なMWをプレイする上でのスタンスはこう言ったものであると思われます。
火器は「爆発の心配が無い」エネルギー兵器系が好まれる一方で(損傷時の修理も念頭に置き)ACの出番も少なくありません。
装甲は「厚くてナンボ」であり、中・軽量級に於いてすら「高速性能」と「装甲の薄さの許容」は苦渋の選択として存在し続けます。
全てに於いて「否」とした場合・・実は極貧環境をプレイする場合これが冗談では無いのですが・・戦闘は避けるもの(どんな場合でもそうだって?御尤も、但しプレイヤーと架空の人物たちでは全く異なる意見をお持ちの場合が多いとは思いますが・・・・・・)であり、よくよくでも無ければ逃走こそ唯一無二的最上位選択肢だと言う事になります。
と言うよりも、両軍共に戦力は抑止力でしか無く、実行力を伴う行動も示威行動を大幅に越える物には到底なり得ません。
互いにある一定以上の損害を蒙った時点で暗黙の了解の下に戦闘を終結し、勝敗を決定する事になるでしょう。
ともすれば日本語版MWを読む限りで求められているスタイルはこうしたものかも知れません。
そもそも損害を蒙らない事を求めるのですから、機動性は全ての領域で必須とされる重要な要素です。
装甲はたった一撃に耐えるだけで良いかも知れません。
要は相手が退却を決意すれば良いのです。
これらの問いかけに対する回答は、同じく強さを求めた場合であっても
「メックの重量」そして「設計思想」
そのものを大きく左右します。
オリジナルメックの設計思想は設計者の意図を量る手段でもあり得ます。
何にせよ、背景事情を加味せずに「強さ」は語り得ません。
例えば、こう問う事も出来ます。
「ジャベリン(※5)は強いですか?」
装甲には満足していますか?
弾薬は過不足無いですか?
火器選択に不満はありますか?
「もしフェニックスホークの機動性を5/8/5に落とす事になったら浮いた重量で替わりに何を装備しますか?」
装甲ですか?
放熱器ですか?
火器ですか?
遠距離火器ですか?
中距離火器ですか?
近距離火器ですか?
実弾ですか?
エネルギー兵器ですか?
特殊装備ですか?
欺瞞装置ですか?
索敵装置ですか?
照準装置ですか?
誘導装置ですか?
迎撃装置ですか?
※5:30t、6/9/6、装甲64点、左右胴に6連SRMとその弾薬各々搭載、ジャンプジェットは左右脚中央胴各2基。
なんか今回の文章って偉そうだな・・・・
この場合致命的損傷が生じない限り装甲と中枢の耐久力とは等価のものであり、例えるなら脚の耐久性を語る場合などは「静止射撃に於ける戦闘能力を大幅に損なうか否かは中枢耐久点と装甲耐久点を等価合計で語る」性質のものであり、ウォーハンマーを擁して「自らが撃墜されるまでに2機道連れにする事が叶うなら上等」と言う某メック戦術解説指南はこれに基づくものとも言えます。
(抑止力として での存在意義を除いた つまり戦闘への実際の投入を前提としたデスチェイサー・・60t5/8/0、中口径4門マシンガン24門・・もそう言った存在な訳です。)
搭載火器は火力優先となり、勢い実弾兵器の占める割合が高くなります。
速度とは「(様々な意味で)相手に手が届く」為に行使する手段の一形態に過ぎません。
装甲は厚いに越した事はありませんが、攻撃力との天秤に敗れる宿命にあり、極端な重装甲はラッキーヒット(いかなる重装甲にも諦めを告げる)の可能性を念頭にバランスを見て設定する事になるでしょう。
最初の問いかけに否、次の問いかけには是とするならば、機体の入手は困難であるものの装備品は容易にかつ潤沢に補給されると言う環境を背景にした部隊運営が為されている事を意味します。
こう言った場合の性能評価では中央胴体と脚の装甲厚のみを非常に重要視します。
腕や側胴は装備次第では「盾」や「バルジ」に過ぎず、通常は「攻撃能力の維持の為だけに」この部位の装甲を厚くする事になります。
火器は「爆発の心配が無い」エネルギー兵器系が好まれる傾向があります。
戦術上の利点を別にするならば速度は退却を助けるものであるとも言え、極端に低速なメックは嫌われる事になります。
3番目までの問いかけに否、次の問いかけには是とする場合、全ての部位の装甲厚を非常に重要視し、中枢耐久力に頼った戦闘を前提にした運用は下策として忌み嫌われる事になるでしょう。
一般的なMWをプレイする上でのスタンスはこう言ったものであると思われます。
火器は「爆発の心配が無い」エネルギー兵器系が好まれる一方で(損傷時の修理も念頭に置き)ACの出番も少なくありません。
装甲は「厚くてナンボ」であり、中・軽量級に於いてすら「高速性能」と「装甲の薄さの許容」は苦渋の選択として存在し続けます。
全てに於いて「否」とした場合・・実は極貧環境をプレイする場合これが冗談では無いのですが・・戦闘は避けるもの(どんな場合でもそうだって?御尤も、但しプレイヤーと架空の人物たちでは全く異なる意見をお持ちの場合が多いとは思いますが・・・・・・)であり、よくよくでも無ければ逃走こそ唯一無二的最上位選択肢だと言う事になります。
と言うよりも、両軍共に戦力は抑止力でしか無く、実行力を伴う行動も示威行動を大幅に越える物には到底なり得ません。
互いにある一定以上の損害を蒙った時点で暗黙の了解の下に戦闘を終結し、勝敗を決定する事になるでしょう。
ともすれば日本語版MWを読む限りで求められているスタイルはこうしたものかも知れません。
そもそも損害を蒙らない事を求めるのですから、機動性は全ての領域で必須とされる重要な要素です。
装甲はたった一撃に耐えるだけで良いかも知れません。
要は相手が退却を決意すれば良いのです。
これらの問いかけに対する回答は、同じく強さを求めた場合であっても
「メックの重量」そして「設計思想」
そのものを大きく左右します。
オリジナルメックの設計思想は設計者の意図を量る手段でもあり得ます。
何にせよ、背景事情を加味せずに「強さ」は語り得ません。
例えば、こう問う事も出来ます。
「ジャベリン(※5)は強いですか?」
装甲には満足していますか?
弾薬は過不足無いですか?
火器選択に不満はありますか?
「もしフェニックスホークの機動性を5/8/5に落とす事になったら浮いた重量で替わりに何を装備しますか?」
装甲ですか?
放熱器ですか?
火器ですか?
遠距離火器ですか?
中距離火器ですか?
近距離火器ですか?
実弾ですか?
エネルギー兵器ですか?
特殊装備ですか?
欺瞞装置ですか?
索敵装置ですか?
照準装置ですか?
誘導装置ですか?
迎撃装置ですか?
※5:30t、6/9/6、装甲64点、左右胴に6連SRMとその弾薬各々搭載、ジャンプジェットは左右脚中央胴各2基。
なんか今回の文章って偉そうだな・・・・
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