M-SUZUKI_blog

GSJ主幹”M-鈴木”の、日常とかバトルテックの話とか。

さてどないだ?(C61刊行物掲載)

・ボックススター
 カワサキJrは寂れた宇宙港だった。
 ニューカナガワに複数ある宇宙港の中でも最も古く、それ故に周辺設備の老朽化が進んでいた。
 設備の老朽化は利用者の減少を招き、更に安全性が増した航宙艦システムが新規宙港をより都市に近しい場所へ建築する事を可能とした事が決定的な利用者離れを招いたのだ。
 最大の貿易港の座からすべり落ちた後、ここ「カワサキJr」のスラム化は急速に進み、社会問題化していた。
 その一方で行政側の対応は官僚的で決め手に欠け、それどころか不正予算捻出の恰好の隠れ蓑となっていった。
 しかし予算不足が取り沙汰される様になると、一向に効果を上げない「カワサキJr再開発事業」は真っ先に整理対象物件となり、削減された予算では表向きの整然さすら取り繕う事が不可能となっていた。
 彼を見かけたのはそんな宙港を網の目の様に繋ぐ連絡通路の一つだった。
 乾燥した埃混じりの空気の中で最初に見かけた時、廃棄された資材梱包用の積層樹脂容器と薄汚れた毛布の主が彼だとは露とも考えなかった。
 幾度となく彼を取材した私が、だ。
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メックの重量の話−4・・・強い兵器を語る前に

 メックを消耗品と考えるか否か?
 装甲以外の装備品を消耗品と考えるか否か?
 装甲を消耗品と考えるか否か?
 それが強さの基準をまるで異なる順列に置き換えます。
 ってまあ、言う迄も無い話で恐縮なんですが・・・
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メックの重量の話−3・・・・20tメック擁護論 其の二

 もう少々20tメックを擁護する話にしがみついて見ようと企んでおりますデスはい。

 メックの重量が軽いと言う事は
 ・製造上必要とされる資材
 ・組立工数
 ・運用消費材量
 ・運搬コスト
 以上全ての項目に於いてその数値は減少し、即ち安価になる事を意味する訳ですが、もう一つ重要な利点が残っています。

 その利点とは・・・文字通り「軽く小さい」と言う事です。
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メックの重量の話−2・・・・20tメック擁護論 其の一

 続いて「軽量級メック(特にこの場合20tメックを指す)に存在意義はあるのか?」と言う命題に足を突っ込んでみましょう♪
 非常に難しい問題であり、ゲーム世界を形作る背景設定としての存在価値を除き、殊に戦闘ゲームとしてのバトルテックに於ける存在意義はなきに等しい事に疑問の余地は無いでしょう。
 何故なら、同重量の浮上移動式車輌に対してすら、装甲火力移動力価格、どの点をとっても敵うべくもない状況にあるからです。
 (同価格で語るならばその差は埋め様もありません)
 勿論総合的耐久性の点で「一般的に」メックに分が有るのは事実ですが、「被弾!即、部位消滅!!」と言った様相を呈しかねない20tメックを擁護するには少々役不足だと言えます。
 酷い事を言えば、勝利条件を満足するための(ひ弱な)頭数や、撃墜されるその瞬間まで相手の侵入を阻む置石と言った扱いになるのも当然な、文字通り「軽い」存在なのです。
 理由は言うまでも無いと思いますが・・・
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メックの重量の話−1・・・・・重さと強さ

 メックは重ければ強いのか?
 その設問に対する至極真っ当な回答は当然の事ながら玉虫色とも取れる面白味の無いものに落ち付く事は否めません。
 即ち
 「状況如何である」(※1)
 と言うものです。

 これで話が終わるなんて、つっまんねぇですよね?(少なくとも私の人となりを御存知の方々に置かれましては議論の余地なくご同意頂ける事と確信しております)

 そんな訳で、お約束的に「底無しの泥沼に敢然と踏み入れる事に対する流れとしての賛同」を頂くべく詭弁を弄しました事ですし・・・いざ往かん!!
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トレル1に措ける(マローダーを空輸して退けた)輸送ヘリの検証

 はい、毎度寓にもつかない検証を行っておりますが、今回はグレイデス軍団に登場いたします。
 知る人ぞ知る「75tを搬送したVTOL」のお話でございまする。
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少々前の話でアルが

 コミックAIC LOVEとか言う内容の方向性的にあからさまに私と相容れる事が無い雑誌が御座いました。
 しかし、この雑誌で「土ワイ4」と「マリアナ伝説」がスタートした事で状況は一変します。
 買い始めましたさ、その雑誌、謎のグラビア(声優?)や聞いた事も無いヨウなタイトルのゲーム準拠漫画の存在を掻き分けて。
 ところが2冊買ったところでその雑誌が消滅
 少年キャプテンの消滅を聞いたときのような驚き
 たはは
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妄想的方法論のコト

 整備の技術の殆どは勿論正式に学んだ物では無い。
 そもそも当世、真の意味で「正式に学ぶ」と言う事が可能な環境は余りに稀であり、市井のテックの殆どは民間療法的医療行為と50歩100歩の怪しげな行為を多かれ少なかれ整備手順に取り入れている。
 本人にとっては玄を担いでいるに過ぎない行為が、時と共に正式な必須事項に祭り上げられ、その実行が容易で模倣しやすいと言う事実が不可避に真に要求されるべき行為よりも重要であると位置付けられるのに多くの時を必要とはしなかった。
 又、MWが機体の不具合をテックに対して正確に伝える事は非常に難しく、そこには乗り越える事の出来ない壁が立ちふさがっていたと言っても過言では無い。
 そんな状況であるから、決して整備環境に恵まれているとは言い難い立場にあった彼は、自己の経験論的補修整備行為に頼る事になった。
 しかし微妙な故障モードの表現やその修理行為の加減の表現は現在の人間が持つ語彙領域を越えるものであり、勢い無数の造語が誕生し、同時に余人には理解不可能な造語の中にその貴重な経験は埋没し、1代限りで失われる運命にあった。
 その状況に甘んじている事は、貴重な機体の喪失を加速するものでしか無く、日々己が足跡を記録しつづける彼にとって、何らかの手段の必要は急務とすら言えた。
 その答えは既に見出していたと言っても良い。
 それはメックそのものである。
 メックは脳神経ヘルメットを通じて機体制御の一部を人の感性に頼っている特異なマシーンであり、その特性は固有のフィードバックシステムの付加により理想的なマン トゥ マン インターフェイス足りえたのである。
 機体の故障モードを放置しておかなくともその時点の入力/出力応答とMWへの感覚を記録するだけで、微妙な各種設定や方法論の説明を、極めて容易かつ正確に記述する事が可能であると考えられたのである。

 以上かきかけかな?
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妄想的追加ルールの様なもの

●設計制限追加ルール

 まず、全てのメックについて標準中枢の重量の2倍に等しい変則装備許容点があるとします。
 標準的設計のメックならキックのダメージと同じポイントと言う事になります。
 55tメックで11pの変則装備許容重量があるのです。
 この重量を手駆動装置等の排除で捻出しても構いません。
 駆動装置1箇所あたり1pに相当します。
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期間限定伝言ナリ

>ミッキーさんへ
 昨夜のチャットより
 「確認2 応急修理の話をしていたのに純正部品での修理の不完全修理の話をしたのが・・・・」
 とのお話ですが、最初にお詫びするのは語句の整合性の無さに起因する誤解を招く表現が多々あった事です。
 まあ、それは下を読んで戴けばドコの事かは解っていただけると思います。

 さて、何故装甲の話で「そう」言う流れになったのかと言うと・・
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